最近珍しい豪華絢爛歴史絵巻
確かに画質はいいとは言えませんが、見られないというほどではないと思います。演奏は緊張感があって、すばらしいですし、この映像は、何よりもこの複雑な物語の理解と、感情移入を助けてくれました。チャールトン・ヘストン主演の映画「十戒」のモーゼさながらのライモンディ=ザッカリアの神がった雰囲気が最高でした。バンプリー=アビガイッレも、父に疎まれた娘の苦悩と怒りに揺れる複雑な人格をよく表現しています。 筋の展開の唐突さには、はやりちょっとあきれますが、なかなか説得力のある映像です。
画質は悪いが、他はいい。
以前より価格が下りてきたので購入しました。1979年オペラ座収録で半ば覚悟していた通り、前年同劇場収録の「シモン・ボッカネグラ」並に画質は悪いです。音質も良いとは言えませんがその「シモン・ボッカネグラ」よりはましです。輸入盤のCarignani指揮サンカルロ劇場盤も持っているのですが、サンティの指揮がCarignaniに比べると序曲からして貫禄と余裕が見えます。歌手ではバンブリーが圧巻。この人はメゾ、それもドスの効いたメゾだったはずですが、その迫力ある声のまま高音までガンガン来ます。滑らかな声のミルンズは恋するオジサン役(イル・トロヴァトーレのルーナ伯爵とか)の方が似合っていて、ナブッコには剛直なブルゾンの方が向いているとは思いますが、十分に立派、これまた滑らかな声のライモンディもサンカルロ盤のザッカーリア役には貫禄勝ちです。なんとなく歌舞伎を髣髴とさせるような演出は筋立ての無理をうまく隠しているように思えて、好んでいます。偶像崩壊も少し私のイメージに合わないながら豪快で、ひびが入ってこけるだけのサンカルロ盤より納得できます。
ニホンモニター・ドリームライフ
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